W杯不出場なのにロシアに集結 スタンドで国旗振る中国人の異様

W杯不出場なのにロシアに集結 スタンドで国旗振る中国人の異様
6/28(木) 16:33配信
東スポWeb

五星紅旗を掲げる中国人ファン(ロイター)
https://amd.c.yimg.jp/amd/20180628-00000045-tospoweb-000-2-view.jpg

ロシアW杯で日本の決勝トーナメント進出をかけた1次リーグ第3戦となるポーランド戦を28日深夜に控え、大盛り上がりの日本列島。
会場となるボルゴグラードには大勢の日本人サポーターがすでに集結している。

一方、今大会は一種異様な光景があちこちのスタジアムで目撃され、話題になっている。
スタンドで、熱戦を繰り広げる当事国以外の国旗を振り回す観客の存在だ。

際立っているのが中国の国旗「五星紅旗」を掲げる人たちだ。
香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは今大会期間中、W杯観戦にロシアを訪れる中国人は約10万人と予測。
中国代表は出場していないにもかかわらず、観客数はホスト国に次ぐ多さになりそうだ。

そんな中国人ファンの姿は、24日のイングランドパナマ戦のスタンドでも見られた。
両国の応援団に交じり、場違い感たっぷりの五星紅旗を掲げる中国人観客だ。

英紙インディペンデントは、今回は“サッカー発祥の国”英国より中国人の方が多くロシアを訪れると報道。
大会前に発売された前売り入場券の売り上げは、英国で3万1000枚。中国は3万7000枚だった。

同紙によると「チケット購入大国・トップ11」で1位は開催国ロシアの80万枚、大きく離れた2位は米国の8万枚。
その後にブラジル、コロンビア、ドイツ、メキシコ、ペルー、中国、英国などが続いた。
だが、実際にはロシア入国後にチケットを購入する中国人観客が多いとみられ、その数は前売り券購入者の数をはるかに上回りそうだ。

中国の高まるサッカー人気には、同国がブラジルなど“先進国”から有力選手を「中国スーパーリーグ」に引き抜き、発展させた背景があるとされる。
それに加え、前回のブラジル大会(中国人観客数5000人)に比べ、今回は開催国が近いことで、
観戦に訪れる中国人観客が急増した大きな理由だとモーニング・ポスト紙などは伝えている。

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