「神戸を大阪のベッドタウンにしない」神戸市長、三宮でのタワマン建設を規制する方針を明らかに

https://www.asahi.com/articles/ASL6W3TCHL6WPLFA00B.html

JRや阪急電鉄阪神電鉄など6路線が乗り入れる神戸市・三宮中心部の再開発をめぐり、
久元喜造(ひさもときぞう)市長は、高層タワーマンションの建設を規制する方針を明らかにした。
各都市が住民の囲い込みに躍起となるなか、三宮の駅周辺には原則として居住エリアをつくらないという。
「神戸を大阪のベッドタウンにしない」と述べ、商業施設やオフィスを集める考えだ。

朝日新聞のインタビュー取材に応じた。三宮は複数の鉄道路線が集まるだけに大阪方面へ通勤・通学する
人たちも多く、駅周辺での「タワマン」のニーズは高いとされる。だが、市長は「駅前にタワマンを林立させて
人口を増やす政策はとらない」と語り、駅の周囲500メートル程度には居住エリアをなるべくつくらないようにする。
投資目的のマンション売買を避けるとともに、あくまで商業施設の誘致などでにぎわいを生み出したい考えだ。
かりにマンションを中心部につくる場合は「居住部分の容積率に上限を設けたい」とした。